新築祝いにもらった「困ったもの」と「嬉しかったもの」のランキング。一番嬉しいのは「現金・ギフトカード」
新築祝いで困ったものランキング
不動産会社のAlbaLink(アルバリンク)が、「新築・引っ越し祝いでもらって困ったものランキング」を公開しています。
2023年8月に行なわれたインターネット調査には、392人が回答しています。
もらって困るお祝いは「食器・カトラリー」
新築祝いでもらったプレゼントで、一番困ったものは「食器・カトラリー」でした。
食器については、「好みの色柄ではなかった」「保管場所がなかった」「食器はもう揃っていた」などの意見が寄せられています。
スプーン/フォーク/ナイフなどのカトラリーも、食器とセットになっているものが多いため、好みでなければ使いにくいでしょう。
次に多いのが「インテリア雑貨・時計」でした。
具体的には「動物の置物」「ドライフラワーのオブジェ」「時計」などが挙がっています。
このように家の中に飾るものは、その人の好みがあるだけに、簡単に選ばない方が良いでしょう。
三番目に多いのが「観葉植物」です。
「枯らしてしまった」「置く場所がない」「虫が湧いてしまう」などの苦情がありました。
そもそも植物の世話をすることに慣れていない人には、嬉しいプレゼントではありません。
4位以下でも「花束・造花」「絵画」など、個人の好みがありそうなものが続きます。
基本的に、その人の趣味に依存し、好みが分かれる物品は避けた方が良いでしょう。
一番嬉しいのは「現金・ギフトカード」
では、「新築・引っ越し祝い」で受け取って、嬉しかったものは何でしょう。
一番多かったのは「現金・ギフトカード」でした。
使い道が広いものだけに、「好きなものを買えるのでありがたい」という人がたくさんいました。
なお、新築・引っ越し祝いを現金で贈る場合の相場は、「友人・同僚」が「5,000円から」、「家族・親族」なら「10,000円から」とされています。
また、目上の人に対して現金を送るのは「失礼」と感じる人がいるので、避けたほうが良いでしょう。
次に多かったのが「食品」でした。
食品は“消え物”と呼ばれるように、「食べればなくなってしまう」という特徴があります。
インテリア用品などは「使っているかどうか」を気にする人もいるので、消えることが前提の食品はありがたいのです。
三番目に多いのは「タオル」でした。
実は、「タオル」は、もらって困ったものでも5位に入っています。
どうして「タオル」は、「嬉しい人」と「困った人」に分かれてしまうのでしょう。
以前は、タオルは消耗品として扱われており、代表的なプレゼント用品でした。
しかし、最近はタオルであっても、ブランドや色にこだわる人がいます。
「タオルは家に何枚あってもいい」という人がいる一方で、「柄や素材の好みがある」「肌触りや色を統一しておきたい」という人が増えてきているのです。
また、プレゼント用のタオルは、バスタオルを含めたセットになっていることが多いのですが、洗濯の手間をはぶくためにバスタオルを使わない人が増えています。
このような事情があるので、「タオル」のプレゼントは避けておいた方が無難でしょう。
そして、同じような事情があるのが「洗剤・シャンプー」です。
これも「消耗品でたくさんあっても良い」という人がいる一方で、ブランドや香りにこだわる人がいるので、難しい選択なのです。
せっかく善意でする贈り物なので、できるならば、プレゼントをする前に「何が欲しい」「何か必要なものはない」と一声かけて相談してみましょう。