じわじわと感染者が増える新型コロナ。東北3県で流行が拡大
[2023/9/10 00:00]
9月に入っても続く流行
新型コロナウイルス感染症の流行が、9月に入っても続いています。
現在、新型コロナの患者数は、定点に設定された病院で計測されています。
最新のデータは8月28日から9月3日にかけての週です。
1つの定点病院あたりの感染者数は「20.50人」で、じわじわと増加が続いています。
流行が激しい東北3県
都道府県単位で見ると、47都道府県のうち、37の都府県で患者数が増加しています。
とくに、「岩手」「宮城」「秋田」の3県の流行が激しく、1拠点当たりの患者数が30人を超えています。
1定点当たりの患者数が30人を超えている県
- 岩手 35.24人
- 宮城 32.54人
- 秋田 30.61人
入院患者数も1万人を超える
新型コロナに感染し、入院が必要になった患者数も増加しています。
8月28日から9月3日の週では、入院患者数は「12.842人」でした。
多少の増減はありますが、7月末からずっと1万人の大台を超えています。
集中治療室(ICU)に入院中の重症患者数も「218人」でした。
こちらも、8月中旬から200人以上の状態が続いています。
9月20日からワクチンの接種が再開される
高齢者や基礎疾患を持っている人が新型コロナに感染すると、重症化しやすいという危険があります。
自分や家族の状況に応じて、感染予防を心がけてください。
また、9月20日からは、生後6カ月以上のすべての人を対象とした「令和5年秋開始接種」が始まります。
一般の人を対象とした接種対象が広いワクチンの接種は、久しぶりの再開となります。
もよりの市区町村からのお知らせに注意して、ワクチンの接種を検討してください。