この夏に熱中症で救急車に運ばれた人が「9万人」を超える。2018年以来、最悪のペース
[2023/9/28 00:00]
この夏の熱中症患者が9万人を超える
総務省消防庁によれば、2023年の5月1日から9月24日の間に、熱中症が原因で、救急車で運ばれた搬送者(はんそうしゃ)が9万人を超えました。
この夏の搬送者は「90,492人」で、昨年の同じ時期の「70,603人」を2万人近く上回っています。
2018年以来、最悪のペース
5月から9月までの熱中症のシーズンにおいて、搬送者が9万人を超えたのは、2018年以来です。
2018年は最終的には「95,137人」になりました。
今年は、それには届かない見込みですが、まだ油断はできません。
9月に入っても1万人以上のペース
この夏の救急車による搬送の状況を週単位で見てみましょう。
1週間で1万人を超えていた7月末のピークよりも減りました。
しかし、9月に入ってからの4週間だけでも1万人を超えています。
今年もまだ9月末にかけて、気温の上昇が予報されています。
熱中症の対策のポイントである「エアコンの利用」「水分の補給」「涼しい服装」の3つに気をつけてお過ごしください。