結婚式に出席する前に知っておきたい。自分の頃とは大きく変わった演出の数々
大きく変わった「結婚式」
ウェディングサービスの「スマ婚」が、「変わる結婚式の準備・演出」の調査結果を公開しています。
最近の結婚式は、出席者を絞った「少人数婚」や、写真撮影だけの「フォトウェディング」が増えています。
そして、結婚式を行なう場合でも、演出が大きく変わりました。
出席した結婚式で「えっ、アレやらないの」と、とまどう前に最近の傾向を知っておきましょう。
「キャンドルサービス」が無くなった
結婚した新郎新婦が、テーブルに用意されたキャンドルに点火して回る「キャンドルサービス」が少なくなっています。
代わりに「フォトラウンド」と言って、新郎新婦がゲストのテーブルごとに写真を撮る形に変わりました。
「フォトラウンド」にすることで、出席者と交流する時間が増えるうえに、料金が安くコストパフォーマンスが良いという利点があります。
さらに、「フォトラウンド」を含めて、テーブルを回るイベント自体を行なわない例もあります。
「ブーケトス」はやらない
花嫁が花束を投げる「ブーケトス」は少なくなっています。
行なう場合でも「ハッピートス」としてお菓子で作ったブーケを投げることが増えています。
「ブーケトス」では対象が未婚の女性に限られますが、「ハッピートス」であれば年齢や性別を問わずに楽しめるイベントになります。
「誓いのキス」をしない
新郎新婦が壇上で「誓いのキス」をしなくなっています。
代わりに「クロージングキス」と言って、挙式退場後にキスをします。
出席者の祝福の中、新郎新婦が退場し、閉まりかけた扉の向こうで二人がキスをする演出になります。
「友人による余興」が無い
新郎新婦の友人による余興は少なくなりました。
余興は友人に頼むのではなく、新郎新婦がイベント、ゲームなどを準備するのが主流です。
「引き出物」は持ち帰らない
結婚式というと、持ち帰る「引き出物」が重かったという思い出のある人も多いでしょう。
最近の引き出物は、かさばらず持ち運びにも困らないカードタイプへと変化しています。
カードのポイントに応じて、出席者が「紙のカタログ」や「webカタログ」などから、自分の希望する物を選びます。
どうしても会場で配る場合には、いくつか「引き出物」を用意をして会場へ飾り、出席者が自由に持っていくスタイルが流行りはじめています。
「紙の招待状」は親族だけ
結婚式への招待状を郵送するのは親族だけに限られています。
友人関係は、無償のWebサービスが提供されている「web招待状」が主流です。
高齢の親族の場合、webサービスでは失礼という感覚がありますが、若い友人が対象であれば問題ありません。
「web招待状」ならば、出欠の確認も簡単です。
「結婚報告ハガキ」も出さない
当日の席次表やメニュー表が用意されないなど、結婚式全体でペーパーレス化が進んでいますが、新郎新婦からの「結婚報告ハガキ」も出さなくなっています。
ハガキの代わりに、インターネットを活用して、メールやSNSで報告して終わりになります。
よく使われるのは「グループLINE」や「Instagram」への投稿です。
また、ハガキ風の画像を作成してメールで送ることもあります。
流行りはじめた新しい演出
最後に、最近流行り始めた演出をいくつか紹介します。
- ジャケットセレモニー
親御さんが新郎への最後の身支度をします。例えば、ジャケットを着ずに入場した新郎に、母親がジャケットを着せるという演出です - エンゲージカバーセレモニー
結婚指輪を交換した後に、新郎が新婦に改めて婚約指輪を贈ります。婚約指輪が結婚指輪の蓋をするような形になることから、「二人が誓った永遠の愛に封をする」という意味があります - サンクスバイト
ウェディングケーキに新郎新婦で入刀した後、そのケーキをお互いに食べさせ合う「ファーストバイト」がすたれ、友人に食べてもらう「サンクスバイト」が増えています
本人たちが幸せならば、それが一番
自分が新郎新婦の年齢から離れてしまうと、結婚式の新しい演出にとまどうことがあるかもしれません。
そういうときは、「本人たちが幸せならば、それが一番」と思い定めて、祝福してあげましょう。
どうしても受け入れにくいイベントが始まったときは、「まぁ、新郎新婦が白い馬車に乗って入場したり、スモークの中をゴンドラに乗って降りてこないだけマシかもしれない」と思うと我慢できます。