老人ホームを選ぶ条件は「立地」「待機期間の有無」「居室の間取り」
[2023/11/10 00:00]
老人ホームの選び方
老人ホームなどの介護施設の紹介サイト「ケアスル 介護」が、「老人ホームの選び方に関するアンケート」の結果を公開しています。
2023年7月に行なわれたインターネット調査には、家族が介護施設に入居した経験がある250人が回答しています。
「実家の近く」が一番
介護施設を選ぶ時に、どのような立地の施設を選んでいるかを聞いています。
一番多いのは「実家の近く」で、5割を超えました。
次に多いのが「子・孫の家の近く」で、こちらも2割近くあります。
介護をする人の通いやすさや介護の都合などで、「実家」か「子・孫の家」の周辺の施設が選ばれることが分かります。
すぐに入れることを優先する人が多い
すぐに入居できることをどれぐらい優先するかを聞いています。
すぐに入れる「空室のある施設」を探した人が多く、全体の5割近くありました。
これは、入居を急ぐ理由があって待機期間が取れないのでしょう。
一方、入居するためにしばらく待った人も、5割近くいます。
「空室」を優先する人と、入居待ちをしてでも他の条件を優先する人とが、五分五分でした。
間取りは「ワンルーム」が多い
入居している介護施設の居室の「間取り」を聞いています。
一番多いのは、台所との仕切りが無い「ワンルーム(1R)」で、4割を超えています。
これに「1K」「1DK」「1LDK」を含めると、個室の割合は7割ほどになります。
条件に合う施設を見つけるのは簡単ではない
今回のアンケートでは、「立地」「待機期間の有無」「居室の間取り」を聞いています。
この3つの条件だけでも、それに合う施設を選ぶことは簡単ではありません。
介護施設の紹介サイトを利用し、ケアマネージャーとも連携しながら、できるだけ条件に合う施設を選んでください。