ペットを亡くしたときの休みは「1~2日」。休みの理由を伝えた人は「半分」
ペットを亡くしたときの休暇
アイペット損害保険が、「ペットの死を理由とした休暇」について調査結果を公開しています。
2023年9月に行なわれたインターネット調査には、犬か猫を亡くした経験を持ち、現在はペットと一緒に暮らしていない男女1,000人が回答しています。
仕事を休んだ人は1割
ペットをなくしたときに、仕事を休んだかどうかを聞いています。
「休んだ」人は11.6%でした。
一方、「休まなかった」人は62.8%です。
休んだ日数は「1~2日」
ペットを亡くしたときに仕事や家事を休んだ日数を聞いています。
一番多い答えは「1~2日」で73.3%でした。
「3~5日」と「6日以上」は、それぞれ10%強です。
理由を伝えた人は「半分」
仕事や家事を休んだときに、「ペットが亡くなったため」だと伝えたかどうかを聞いています。
伝えた人は49.1%、伝えなかった人が50.9%で、ちょうど半々でした。
理由を言わなかったのは「共感してもらえないと思った」
休んだ理由を伝えなかった人に、その理由を聞いています。
群を抜いて多いのが「共感してもらえないと思った」でした。
次に多いのが「休暇なので理由を伝える必要がないと感じた」です。
中には、「言葉にするのも辛かったから」という人もいます。
意外と暖かい周囲の反応
一方、休んだ理由を伝えた人に、その反応を聞いています。
一番多い反応は「誰にも嫌な顔をされずに休暇を取らせてもらえた」でした。
次に多い反応も「親身になって慰めてくれた」です。
意外なほど暖かい反応が多いことが分かります。
しかし、「冷ややかな反応をされた」や「苦言を呈された」人も1割以上います。
自分の気持ちを守るために、理由を説明しないという選択もあるでしょう。
ペットの死は「家族との別れ」
多くの人にとって、ペットは「家族」であり、その死は「家族との別れ」です。
その絆は緊密で、人間の家族よりも大切な存在になることも少なくありません。
それだけに、その死の前後には、ペットとの時間を最優先しても良いでしょう。
状況が許すのであれば、仕事や家事を休み、最後の時を一緒に過ごしてあげるべきでしょう。
その理由を周囲の人に伝えるかどうかは、その人の判断によりますが、自分とペットのために休みを取ること自体は決して間違ったことではありません。
決して無理をせず、休みを取ることをためらわないでください。