12月に値上げされる食品は「ソース」と「バター」。いま買いだめするなら「オリーブオイル」

[2023/12/4 00:00]

12月の値上げはソースとバター

調査会社の帝国データバンクによれば、主要な食品メーカー195社が2023年12月に値上げする食品は「677品目」でした。

12月に値上げが予定されている食品は「調味料」と「乳製品」が中心です。

「調味料」はソースが、「乳製品」はバターや生クリームなどが高くなる見込みです。

「乳製品」は加工用の牛乳の値段(乳価)が上がっていますから、関連の食品にも影響が出るでしょう。

出典:帝国データバンク

値上げラッシュは一段落

2024年の値上げ動向を見てみましょう。

2024年1月から4月に値上げが予定されている食品は「1,596品目」です。

これは、昨年の同じ時期の「6,785品目」の4分の1に減少しています。

また、月別の動向で見ても、2023年に比べて値上げされる製品が少なくなっています。

とりえず、食品の値上げラッシュは一段落付いたと見てよさそうです。

出典:帝国データバンク

いま買いだめするなら「調味料」

では、2024年に向けて、買いだめをしておくべき食品はあるのでしょうか。

値上げされる食品のうち、いま分かっているのは「調味料」と「冷凍食品」です。

「調味料」は、オリーブオイルやゴマ製品、そして、だし製品やケチャップなどが中心です。

これらの食品のうち、賞味期限が長いオリーブオイルなどは、少し多めに買っておいても良いでしょう。

価格に影響する国際情勢にも注意を

最後に、食品の値上げは遅くとも2カ月前に予告されます。

少なくとも来年の頭については、食品の値上げは少なくなると見て良いでしょうが、3月以降に、再び値上げが始まる可能性がゼロではありません。

食品の価格に影響するウクライナやイスラエルなどの国際情勢も含めて、注意を払っておきましょう。

[シニアガイド編集部]