ガス器具の無料点検を持ちかけて、高額な給湯器を売りつける「点検商法」が急増
[2024/2/24 00:00]
高齢者を狙う「点検商法」
国民生活センターが、ガス器具の「点検商法」について警告を行なっています。
「点検商法」とは、「ガス器具の無料点検に来ました」と訪れ、「このままでは壊れるので、交換したほうが良い」などと不安にさせて、高額な給湯器などを売りつける詐欺です。
ターゲットとなっているのは高齢者で、騙された人の7割以上が「70歳以上」でした。
昨年度の3倍に急増
国民生活センターによれば、「点検商法」に関する問い合わせは、昨年同時期の3倍に増えています。
すでに、昨年度の実績を超えており、過去最悪の状況であることは間違いありません。
「無料」だからといって安易に点検させてはいけない
国民生活センターでは「点検商法」の被害を防ぐために、つぎの5つのアドバイスを行なっています。
- 電話や訪問で点検を持ち掛ける業者には安易に点検させないようにしましょう。
- 点検を断る連絡ができず訪問された場合にはインターホン越しに点検を断りましょう。
- その場では契約せず、十分に比較・検討しましょう。
- クーリング・オフ等ができる場合もあります。
- 不安や迷いがあれば、すぐに消費生活センター等に相談しましょう。
不安に感じたときや、契約してしまった場合には、消費者ホットライン「188」に電話してください。
全国どこでも、もよりの消費生活センターなどに案内されます。