1年間にペットにかかる費用、犬は33万8千円、猫は16万9千円
意外と差がある「犬」と「猫」の費用
アニコム損害保険が「ペットにかける年間支出調査」の結果を公開しています。
この調査は、ペット保険契約者へのアンケートをもとに、2023年の1年間にペットにかけた年間支出費用を計算したものです。
1年間にかかった費用は、「犬」が「338,623円」でした。
そして、「猫」が「169,281円」です。
「犬」は美容や洋服にお金がかかる
「犬」と「猫」では、かかる費用に大きな差があります。
一番お金をかけている「食費」では、犬は64,294円で、猫は52,328円で、あまり差がありません。
しかし、ケガや病気の「治療費」では、犬は56,134円ですが、猫は36,617円で、2万円の差があります。
また、犬の出費の特徴として「シャンプー、カット、トリミング」や「しつけ・トレーニング代」「交通費」「洋服」などがあります。
これらは猫では、ゼロかごくわずかなのに対して、犬では大きな出費となっています。
散歩や旅行などに連れ歩くことが多く、見栄えやマナーに気を使う「犬」と、基本的に自宅から動かない「猫」では、お金を使うポイントが異なるのです。
犬の飼い主は「記念日」を祝うことが多い
もう一つ、犬と猫とで違いがあるのが「記念日」の楽しみ方です。
犬では8割以上の飼い主が、ペットの「誕生日」を祝いますが、猫では6割です。
プレゼントなどにかける費用も、犬が4,013円、猫が2,309円と差があります。
さらに、「クリスマス」を祝う飼い主は、犬では4割、猫は2割と差が開きます。
かける費用は、犬が2,362円、猫が1,073円でした。
犬の飼い主は、ペットを家族の一員として、人間の生活行事を一緒に楽しむ傾向があるように見えます。
一方、猫の飼い主はペットの誕生日は祝いますが、猫の生活を尊重して、人間の行事に巻き込むことを遠慮しているのでしょう。