1年間にペットにかかる費用、犬は33万8千円、猫は16万9千円

[2024/3/8 00:00]

意外と差がある「犬」と「猫」の費用

アニコム損害保険が「ペットにかける年間支出調査」の結果を公開しています。

この調査は、ペット保険契約者へのアンケートをもとに、2023年の1年間にペットにかけた年間支出費用を計算したものです。

1年間にかかった費用は、「犬」が「338,623円」でした。

そして、「猫」が「169,281円」です。

「犬」は美容や洋服にお金がかかる

「犬」と「猫」では、かかる費用に大きな差があります。

一番お金をかけている「食費」では、犬は64,294円で、猫は52,328円で、あまり差がありません。

しかし、ケガや病気の「治療費」では、犬は56,134円ですが、猫は36,617円で、2万円の差があります。

また、犬の出費の特徴として「シャンプー、カット、トリミング」や「しつけ・トレーニング代」「交通費」「洋服」などがあります。

これらは猫では、ゼロかごくわずかなのに対して、犬では大きな出費となっています。

散歩や旅行などに連れ歩くことが多く、見栄えやマナーに気を使う「犬」と、基本的に自宅から動かない「猫」では、お金を使うポイントが異なるのです。

出典:アニコム損害保険

犬の飼い主は「記念日」を祝うことが多い

もう一つ、犬と猫とで違いがあるのが「記念日」の楽しみ方です。

犬では8割以上の飼い主が、ペットの「誕生日」を祝いますが、猫では6割です。

プレゼントなどにかける費用も、犬が4,013円、猫が2,309円と差があります。

さらに、「クリスマス」を祝う飼い主は、犬では4割、猫は2割と差が開きます。

かける費用は、犬が2,362円、猫が1,073円でした。

犬の飼い主は、ペットを家族の一員として、人間の生活行事を一緒に楽しむ傾向があるように見えます。

一方、猫の飼い主はペットの誕生日は祝いますが、猫の生活を尊重して、人間の行事に巻き込むことを遠慮しているのでしょう。

出典:アニコム損害保険
[シニアガイド編集部]