北海道や九州では「自分の地域では地震は起きない」と思っている人が2割を超える

[2017/8/31 00:00]
政府によって指定された「南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域」

防災の日に合わせたアンケート

SBIリスタ少額短期保険が、「地震防災に関するアンケート」の結果を公開しています。

このアンケートは9月1日の「防災の日」に合わせて行なわれました。

地震への怖れは温度差がある

まず、「近い将来、現在あなたがお住まいの地域で大地震が発生すると思いますか」という質問に対して、過去5年間に寄せられた2,810人の回答をまとめています。

全国の平均では、「発生する」という回答が58.4%、「発生しない」が10.8%でした。

地域別にみると、「発生する」が多いのは「四国」「関東」「中部」でした。

特に「四国」は78.4%の人が「発生する」と回答しています。四国は「南海トラフ巨大地震」の被災地として津波の恐れもあるので、真剣に受け止めている人が多いのでしょう。

一方、「発生しない」という回答が多いのは、「中国」「九州」「北海道」でした。

3地域とも、20%以上の人が「発生しない」と回答しています。

九州地方は、「南海トラフ巨大地震」の被災が予想されている地域なのですが、あまり浸透していないようです。

出典:データを基に編集部が作成

一番多い地震対策は「非常用の食料・水」

20代~60代で持ち家を持っている男女561人に、「家庭で行なっている地震対策」を聞いています。

一番多いのは「非常用の食料・水」で、「避難グッズ」が続いています。

しかし、「何もしていない」という人も多く、地震対策をしている人は少ないことが分かります。

出典:データを基に編集部が作成

安否確認は、携帯電話での通話やメールが中心

また、「被災時の家族や友人との安否確認手段」を聞いています。

一番多いのは「携帯電話での通話」で、二番目が「携帯電話でのメール」でした。

この2つは、東日本大震災のときなど、つながりにくい状態になりました。

「TwitterやLINEなどのSNS」など、別の手段も使えるようにしておきまそう。

出典:データを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]