東京に住み続けたい理由、住みたくない理由
[2017/11/11 00:00]
東京都民対象の世論調査
東京都が、「都民生活に関する世論調査」の結果を公開しています。
この調査は、都民を対象として2017年6月に行なわれたもので、1,810人の有効回答を得ています。
ここでは、東京に住み続けたいかという意向について紹介します。
東京が「住みよい」と思う人は6割
「東京は全般的にみて住みよいところだと思うか」という質問に「住みよい」と答えた人は6割でした。
「どちらともいえない」が3割、「住みにくい」が1割弱でした。
東京に「住み続けたい」人は7割強
「東京に今後もずっと住みたいと思う」人は75%でした。
都民の4人に3人は、このまま住み続けたいと思っています。
「わからない」が15%、「住みたくない」は9%でした。
東京に住みたい理由は「便利だから」
「東京に住み続けたい」と回答した人に、その理由を聞いています。
一番多いのは「交通網が発達していて便利だから」でした。
次は「東京に長く暮らしているから」です。
東京に住みたくない理由は「人や車が多すぎるから」
「東京に住みたくない」という人に、その理由を聞いています。
一番多いのは「人や車が多すぎるから」で、ほとんど差がなく「生活費が高いから」が続いています。
東京に住み続けたくない人は意外に多い
東京都は、人口の流入が全国で一番多い都道府県です。
しかし、実際に東京に住んでいる都民のうち、「住みよい」と感じている人は6割、「住み続けたい」と思っている人は7割強でした。
「どちらともいえない」ではなく、積極的に「住み続けたくない」と思っている人も9%います。
思っていた以上に多くの人が、東京以外の場所に住みたいと思っていると言えるでしょう。
東京都民を対象に、移住希望者を募っている地方自治体は、このアンケートの「東京に住みたくない理由」を研究することで、自分の地域を魅力的に訴える方法が見つかるかもしれません。