世間がシニアだと思う年齢は「64歳」。でも、自分をシニアだと認めるのは「75歳」から
[2018/2/10 00:00]
「シニアだと思う年齢」について調査
調査会社のリサーチ・アンド・ディベロプメントが、「シニアだと思う年齢」について調査しています。
2017年10月に、首都圏の3,000人を対象に行なわれた調査によれば、シニアだと思う年齢は「64.2歳」でした。
2012年に行なわれた調査では「62.4歳」でしたから、5年間で1.8歳上っています。
若い層は63歳からシニアだと思っている
そして、回答者の年齢別に見ると、20代から50代までは「63歳」前後を「シニア」と思っています。
しかし、自分が60代になると、シニアだと思う年齢が、どんどん高くなっていきます。
つまり、自分の年齢はシニアではないと思っているので、自分よりも上の年齢を答えるようになるのです。
自他共に「シニア」と認めるのは75歳から
そこで、質問の仕方を変えて、「何歳以上をシニアだと思うか」と聞いています。
「60歳」「65歳」「70歳」と年齢を上げていっても、自分の年齢が「シニア」だと認めない人が一定数います。
「75歳以上をシニアだと思うか」と聞くと、70代の人も98%の割合で「シニア」だと認めます。
自他共に「シニア」として認めるようになるのは、「75歳」になってからなのです。
20代から50代の人は、60代から上を「シニア」と思っているので、高齢者に対して無遠慮に「シニア」というラベルを貼ってしまうことがあります。
しかし、75歳以下の高齢者の何割かは、自分を「シニア」には分類されたくない人と思っているということは覚えておきましょう。