身寄りの無い人が死後の処理を託す「いい生前契約」

[2019/6/4 00:00]

死後の手続きを託す「いい生前契約」

終活関連サービス会社の鎌倉新書が、死後の処理を一括で請け負う「いい生前契約」を6月18日に開始します。

「いい生前契約」は、身寄りがなく、死後の手続きを託す人がいない人を対象にしたサービスです。

事前に契約しておくことで、鎌倉新書が、葬儀、お墓、死後の事務手続きを行ないます。

つまり、自分が死んだ後の最低限の事後処理を託せるサービスと考えれば良いでしょう。

「いい生前契約」の価格は498,000円からとなっており、住んでいる地域などによって追加料金が発生します。

「連絡カード」が送られてくる

「いい生前契約」に加入すると、「契約証書」と「連絡カード 2枚」が送られてきます。

「連絡カード」1枚は、自宅内の目立つ所に貼っておくことが推奨されています。

もう1枚は財布など入れ、常に携行します。

万が一のときは、「連絡カード」に記載されている連絡先に電話することで、死後の処理が行なわれます。

なお、いい生前契約の契約期間は5年間です。5年間経過すると、契約の更新が必要となります。

出典:鎌倉新書

葬儀は直葬、お墓がない場合は合祀墓へ

「いい生前契約」は、複数のサービスを含んでいるので、一つずつ内容を見ていきましょう。

  • 葬儀
    葬儀は火葬のみの「直葬(じきそう)」です。通夜や告別式は行ないません。
  • お墓
    自分でお墓を持っている場合は、そのお墓に「納骨」します。お墓を持っていない場合は、鎌倉新書が提携している合祀墓(ごうしぼ)への納骨となります。
  • 事務手続き
    生前に死後事務委任契約を結ぶことで、役所で必要な事務処理などを行ないます。基本契約では、各種保険証返納、運転免許証返納、マイナンバーカード返納、パスポート返納を行ないます。

この内容を見ると、「いい生前契約」は必要最小限の死後の処理を委託するサービスであることが、あらためて分かります。

例えば、葬儀は「直葬」なので、友人が参列するような一般的な葬儀を予約するものではありません。そのあたりは注意が必要でしょう。

地域や状況によって追加料金が発生

「いい生前契約」は、契約する人の状況に合わせて、いろいろと相談や確認をすることになります。

いくつか例を挙げてみましょう。

  • 住んでいる地域によっては火葬に伴なう追加料金が発生する。例えば、東京23区でもは6万円の追加となる。
  • 持っているお墓に納骨できるかどうかは、鎌倉新書が霊園に確認をして納骨の可否と、追加料金の有無を確認する。
  • 持っているお墓の継承者がいない場合は、墓じまいの相談を行なう。

このように、その人の状況に応じて決めなければならないことが多いので、相談する際には自分のお墓の状況などを確認しておきましょう。

[シニアガイド編集部]
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