テレワークを使える環境があっても、7割以上の人が使っていない
[2019/8/22 00:00]
テレワークについてのアンケート
人材サービス会社パーソルグループのワークスイッチコンサルティングが、テレワークについての調査レポートを公開しています。
2019年6月から7月にかけて行なわれたインターネット調査では、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に勤務している20歳~49歳の男女400人が回答しています。
テレワークとは、「情報通信技術(ICT)を活用して、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」です。簡単に言えば、パソコンとネットワークを利用して、会社以外の場所で働くことを指します。
テレワークを使える人は36%
回答者全員に、テレワークの導入状況を聞いています。
「制度として導入されている」は、26%でした。
「制度化されていないが部分的に導入されている」が10%
両方を合わせても36%ですから、テレワークができる状態なのは3人に1人ぐらいの割合です。
テレワークが使える人でも7割以上は使っていない
職場にテレワークが導入されている145人に、テレワークの利用状況を聞いています。
しかし、回答者の72%は、1週間のうち1日もテレワークを使っていないと答えています。
テレワークの制度が導入されていても、実際に使っている人は28%しかいません。
テレワークを使ってもらうためには雰囲気が大切
「テレワークという働き方をする上で、会社に整えてほしいこと」という質問には、「利用しやすい雰囲気」と「利用するためのIT環境の整備」という回答が多くなっています。
これで分かるように、会社が制度を作るだけでは、テレワークは使ってもらえません。
社内にテレワークを普及させるためには、テレワークを使うことが評価される雰囲気や、機材などの環境の整備が必要なのです。