転職先で活躍できる人がやっていること。活躍できない人がやってしまうこと
[2020/8/14 00:00]
転職コンサルタントへのアンケート
転職サイト「ミドルの転職」が、「転職先で活躍できるミドル」のアンケート結果を公開しています。
2020年7月から8月にかけて行なわれたインターネット調査には、転職コンサルタント148人が回答しています。
活躍している人がやっていること
「転職先で活躍できる人が行なっていること」を聞いています。
一番多いのは、「社内でのコミュニケーションを重視する」でした。
そして、「転職先企業の企業文化理解に努める」と「わからないことを素直に認めて教えを乞う」が続きます。
つまり、新しい職場に関心を持ち、そこになじもうと努力をする人は活躍できます。
活躍できない人がやってしまうこと
また、「転職先で活躍できない人が行なってしまうこと」も聞いています。
こちらは、「前職の会社と転職先企業を比較して悪く言ってしまう」が一番でした。
たしかにこれは嫌われそうです。
次いで、「前職の仕事のやり方を持ち込む」や「これまでの経験や実績をひけらかす」も半分以上の人が挙げています。
つまり、新しい会社の環境を無視して、過去のやりかたや実績を持ち込む人は、活躍できないのです。
転職先で活躍するためのアドバイス
アンケートに回答した転職コンサルタントからは、「転職先で活躍するためのアドバイス」も寄せられています。
- 今までの実績は忘れて一からスタートする気概で転職すること。自身からコミュニケーションをとり、社内に溶け込む努力をすることが大事だと考えます。
- 今までの実績や経験は、いったんリセットし、転職先のルールや風土に合わせて行動することが最適です。経験値やスキルは自身のほうが上でも、転職先にいる社員全員、社歴では自分の先輩にあたるということを頭に置き、素直に謙虚に、転職先に溶け込む努力をしてください。
- 転職する際は是非「転職」という気持ちではなく「卒業」という気持ちで転職に臨んでいただきたいです。また、入社後は周りを見て、自分の立ち位置を確認することをお勧めします。企業に求められていることを理解した上で仕事に取り組むことが活躍の秘訣です。
新型コロナウイルスの転職への影響
新型コロナウイルスへの対処などが原因で、いま所属している企業に不満を感じて、転職を考慮し始めた人も多いでしょう。
しかし、現在は、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した企業が増えており、必ずしも転職に向いた時期ではありません。
その時期に転職を志すからには、転職先の企業や仕事に興味を持ち、その職場に溶け込んで活躍できるように努力する必要があるでしょう。