離れて暮らす親の様子を教えてくれる見守りサービス「ドシテル」
見守りサービス「ドシテル」
日立グローバルライフソリューションズは、見守りサービス「ドシテル」の申し込みを6月17日から受付開始します。
「ドシテル」は、離れて暮らす単身高齢者の様子をスマートフォンで確認できる見守りサービスです。
専用の活動センサーを利用
「ドシテル」は、高齢者の様子を知るために、部屋の壁などに設置した専用の活動センサーを使用します。
センサーの情報は、無線LANルーターを通じて、サーバーに蓄積します。
家族は、専用のスマートフォンアプリを通じて、単身高齢者の様子をリアルタイムで確認できます
月額料金は3,980円から
「ドシテル」の利用料金は、2通りのプランが用意されています。
一つは、センサーの設置料など初期費用に45,000円を払い、月額料金が3,980円です。
もう一つは、初期費用はなく、月額料金が5,980円となります。
価格はいずれも税抜きで表示しています。
いずれも月額料金には、標準サービス利用料、無線LANルーターのレンタル料、通信料が含まれます。
サービスの申込みは、インターネットで受け付け、最短で10営業日程度で設置が終了します。
無線LANルーターやインターネット回線は「ドシテル」の専用で、パソコンやスマートフォンのWi-Fi端末としては利用できません。
将来のサービス提供のための第一歩
「ドシテル」の特徴は、活動センサーと無線LANベースのインターネット接続の2点にあります。
活動センサーは、1台のみ提供されます。センサーは、10畳程度の広さの人の行動を把握でき、リビングルームなどへ設置することが想定されています。
本人の姿が見えるカメラを使っていないことや、複数の部屋を対象にしていないのは、高齢者のプライバシーへの配慮でしょう。
また、無線LANルーターや接続サービスまでセットにしているのは、セキュリティの問題と、将来の発展性を見込んでいるためでしょう。
「ドシテル」は日立の家電製品部門である日立グローバルライフソリューションズが手がけるスマートライフ事業の第一弾です。
つまり、今後登場するスマート家電と連携したサービスが予定されています。
例えば、冷蔵庫の使用頻度を報告したり、熱中症を予防するためにエアコンの冷房をオンにしてリビングルームを冷やすなどのサービスが考えられます。
その際にセキュリティに優れた専用の回線を確保していれば、貴重なインフラとして利用できます。
つまり、「ドシテル」は、単体の見守りサービスとしてよりも、今後展開されるスマートライフ機器類も含めて評価すべきシステムなのです。
これを最初の一歩として、さまざまなサービスが提供されることが期待されます。